統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

日本の精神疾患患者を減らすために。

こんにちは。pepeneeです。今日は、前回のマーケティング視点を活用して、自分なりに精神疾患患者をこの国から減らすにはどうすればよいのか考えてみたいと思います。

 

マーケティングでは、”物を売るようにする”という目的があります。そして、そのものやサービスを売るためには、限りある資源(人、モノ、金、時間、情報、知的財産)をどこにどれだけ投入するか、その資源配分という戦略がカギになってきます。なぜなら資源はいつも不足しているからです。

 

マーケティングの視点で”物を売るようにする”を、この日本で”少子高齢化を食い止め、モノやサービスを継続的に売れる(景気が良くなる)ようにする”ためにはいったいどこにどういった資源配分が必要になってくるでしょうか?

 

それは、日本の財源を日本の子供たちの教育、保育に大きく投入する事が一番大事になってくると思います。少子化とは、国の根幹から活力と国力を奪う、一番恐れなくてはならないことだからです。だから、年金の持続可能性が危ぶまれたり、生産人口が減って国民総生産が減少することが懸念されるのは、すべて少子化が原因だからです。もちろん、今の子供たちが大人になり、日本を支える頃にはまた違う日本の形があるでしょう。未来に対して投資する、ということはそのリターンが表れるのは時間がかかることも事実です。しかし、現在の僕たち(35歳~45歳)のロストジェネレーションが現役で生きる時代に、この20年間、ずっと日本は法人税を下げ、消費税を上げ、年金財源を株式市場で運用するような政策をされ、すべて大企業の利益と資本家の懐を温めることばかりされた結果、精神疾患ネットカフェ難民、引きこもり、生涯未婚率が極端にひきあがりました。

 

また、35歳以下の方も奨学金が返せずに苦労している方も多いと思います。それも、小泉政権下で行われた、奨学金制度改正で、奨学金金融商品にして、高額な利率で銀行が儲かる仕組みに作り替えられたためです。

 

まず、この資源配分という視点で、今の希望のない日本の人々に底上げをしていかなくてはなりません。①教育 ②保育 ③介護 ④安心できる安価な住まい ⑤ロストジェネレーションへの再教育を含めた大幅な投資 将来を安心して産み育てる環境さえ整えば、少子化はすこしづつ解消され、将来の不安から解放された人々は、精神疾患から解き放たれると思います。

 

そのためには、どうしても政治を変えていかなければなりません。

 

このグログでは精神疾患等に罹った方が幸せに生きるためのヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。