統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症のケアマネジャー リニューアル!!。

こんにちは。pepeneeです。皆さん、お久しぶりです。3週間弱ブログの更新をしていませんでした。自分の胸に熱い物がないのに質の低いコンテンツを提供するのは何か心苦しいものがあり、筆を執ることをためらっていました。しかし、今回自分の新しいテーマを見つけたので、それを軸に皆さんの幸せに役立つ内容を発信していこうと思いました。ごゆるりとお付き合いください。

 

統合失調症のケアマネジャー一周年。

昨年の5月下旬にスタートしたこの統合失調症のケアマネジャーですが、もうすぐ1周年を迎えます。読者の方も徐々に増え、閲覧数も増えてきています。本当にありがとうございます。ただ、ここ最近、精神疾患をテーマにブログを書くこと、つまり病気になってしまってからこのブログに行きつく方も多いと思いました。今後も精神疾患患者様のケアになるような記事を書きつつ、なおかつ”精神疾患患者を増やさない社会構造が必要ではないか”そんな思いがありました。そして、この間、みつばちの家という岐阜にある小さな博物館を訪れる機会がありました。そこでみつばちの生態を学ぶ機会に触れ、僕の中で大きなインスピレーションが下りてきたのです。

 

②みつばちの生態。

みつばちは人間と一番長く共生してきた歴史のある昆虫です。おいしいはちみつは、私たちの生活を豊かにしてくれます。みつばちの事を話すと膨大になってしまい、ここでは割愛しますが、一匹の嬢王バチがこどもを作り、一割の雄バチが嬢王バチと交尾する役目を持ち、そして、あとの九割の雌バチは働きバチとなり、巣をつくったり子育てをしたり、花粉や(蜂たちの大切なタンパク源になる)はちみつを巣に蓄える役割を果たします。その活動の中で、ポリネーションという働きバチが花の蜜を採取するときにおしべの花粉をめしべに受粉する活動を行います。このポリネーションという活動が無いと上手に果実や種を実らせることが出来ないので、みつばち達の自然貢献はかなり高いものなのだそうです。僕達が食べているナシやリンゴ、イチゴなどもこのポリネーションが無いとうまく育たないそうです。そして、特筆すべきは新しい嬢王バチが誕生したら、今までの嬢王バチは、その古巣のハチの巣をその新しい嬢王バチに譲り渡し、自分たちは三分の二の働きバチを連れて、新しいハチの巣を作りに行くために旅に出るそうです。新しい次の世代の為に財産をすべて置いていくのですね。そして、また一から出直す。これを分蜂(ぶんぽう)というそうです。世代交代をスムーズに、そして遺産を子供たちに託し未来のために活動する。みつばちの生態は自然との共生であったり、未来の子孫のために活動するというとても魅力的な行動をしているのです。

 

③みつばちは幸せを感じている!?

そんなみつばちの生態を知るにつれ、彼女たちは毎日やるべきことを自然の法則に則り行動する毎日に充実感、幸福感を感じているのではないでしょうか。自分が幸せを感じる感じないなどといちいちみつばち達は考えないのだと思いますが。ただ、おそらくみつばちの世界に精神疾患が無いのは大いに想像がつきます。すべて、そのみつばちの生態に従って生きている訳ですから。この宇宙に浮かぶ緑と青の地球という惑星も一つのガイアという生命体であるというガイア仮説というものがあります。その地球も太陽の周りを公転し、昼と夜を繰り返すための自転をし、地球という大きな生態に沿って活動しているともいえそうです。このように自然の法則に則った活動はすべてバランスが取れ、そこには不自然な人工的社会主義や資本主義という人間の頭で考えだされた社会システムとは無関係に命と生活を紡いでいる訳なのです。

 

④人は、自殺をし心を病む。

みつばち達の生態を考えた後、我々の人間社会は今、どうなっているでしょうか。世界中で自殺者が大量に発生し、精神疾患患者はその数を追えない状態で、日本だけに限って言えば潜在的に精神科にかかっていないだけでその数は膨大な数になると予測できる”精神疾患大国”だとする説もあります。そして、経済大国日本は世界幸福度ランキングではいつも下位グループに位置しています。なぜこれほど人はこの社会のなかで苦しめられているのか。それは、ひとえに人間の活動が自然の生態に沿って生きることが出来ない社会システムの檻の中に放り込まれているからだともいえそうです。みつばち達の幸せそうな生態を先ほどご紹介しました。嬢王バチは嬢王バチとして、働きバチは働きバチとして自然に生き、自然に死んでいく中に自殺や精神疾患はないはずです。私たちは、”社会的に成功しなくてはいけない。お金持ちにならなければいけない。”と頭に不幸になるような生態系にそぐわない生き方、考え方を生まれてずっとインストールされ続けているのではないでしょうか。人は誰もが自分らしく幸せに生きていく自由があるはずです。そのゴールは承認欲求を満たすためだけの社会的成功や大金を稼ぐことではないはずです。そして、今や拝金主義となった社会経済システムの歯車になって不自然に過労死する現在のシステムは歪んでいるはずです。

 

⑤人間という健全な生態系の為に。

みつばちから学ぶ事は私たち人間にたくさんあると思います。みつばちに生態がある様に、地球に生態がある様に、私たち人間にも生態があるはずです。それはお金に執着し、社会的成功に執着する生き方ではないはずです。新型コロナウイルスの世界的蔓延によって奇しくも強制的に経済活動が数か月止まりました。すると、宇宙衛星からの衛星写真によって中国の大気汚染がなくなり、大気が綺麗になったと話題になりました。私たちの行き過ぎた経済活動は地球の生態系を害していたのです。みつばちの花の蜜を採集するときのポリネーションの様に、人間の活動が、他の生物にとってプラスになるような自然の生態系の一部に人間はなれないだろうか。ただただ、地球環境を破壊する存在であっていいはずありませんよね。そして、その悲しみの社会経済システムにより生み出される過労死、自殺、精神疾患等は、社会システムの歪みです。

 

⑥新リニューアル!!統合失調症のケアマネジャー。

これからのこの一周年を迎える『統合失調症のケアマネジャー』は新しく内容をリニューアルしていきます。地球全体の生態系と調和し、他の生物と調和して楽しく幸せに生きていく新しい人間の生き方を模索していくコンテンツにしていきたいと思います。今までも、社会の問題点、時事、精神世界、宗教、カルチャー等にコミットしてきましたが、これからもその活動も続けながら、人間にとってあるべき幸せな生態系とは何か、そして、人が幸せに生きることが出来る社会システムとはどうあるべきかを論点にして展開していきたいと思います。ぜひ、ご期待ください!!

 

このブログは精神疾患等に罹った方、幸せな人生を送りたい方に向けてヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。