統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

pepeneeが失敗してきたもの4選。

こんにちは。pepeneeです。今日は、pepeneeが失敗してきたものを書いていきたいと思います。

 

日商簿記2級。

統合失調症に罹り始めた20代後半の時、簿記に関心を持ちました。そのまま大手資格専門学校に入学金を支払い、日商簿記3級の講座をとり、勉強していました。学習時間は100時間くらいだったと思います。仕分けの仕方、貸方、借方などの基本的な勉強から始めて少しづつ勉強をしていきました。頑張った結果、日商簿記3級に無事合格。嬉しかった僕は”よーし、次は簿記2級を取ろう!”と意気込んでいました。そして、同じく大手資格専門学校の講座を取りました。日商簿記2級は、3級とは異なり、商業簿記と工業簿記両方勉強対象になりました。が、商業簿記はすんなり講座の内容が頭に入ってくるのですが、工業簿記の講師の方とどうも相性が悪く、工業簿記が頭に入ってきませんでした。次第に学習が苦痛になり、簿記2級の試験会場に行くも、持ち込み必須の電卓を事もあろうに忘れるという大失態をし、試験を受けることなく諦める事に・・・

 

資格学校の講師の授業は、今でこそインターネットで無料視聴できる時代になりましたが、当時は、どの講師にするのか選べない時代。資格の学習は、講師と自分の相性は本当に大きいと思います。資格学校に多大な費用を費やすことになる訳ですので、何か資格を取得しようと考えておられる方は、そこの講師との相性を大切にして、事前にちゃんとYouTube動画などで確認されると良いと思います。

 

②バス運転手。

統合失調症に罹ってからも、仕事に就く事は諦めたくないと固く思っていました。とりあえず、手当たり次第に挑戦していこうと、あれやこれや奮闘していた20代でした。そこで、大型自動車二種免許に注目。近場の自動車学校に入校。当時で30万円くらいのコースだったと思います。筆記対策は得意でしたが、もともと運動神経が良くない上に、統合失調症の症状が重なり、実技が難航しました。体中が震えながら、精神的に不安定になりながら、苦しいながらに大型バスの実技をクリア。無事に大型自動車二種免許を取得。しかし、統合失調症を抱えながら、バス会社に入職するも、精神病にかかった人間がする仕事ではないと実感。バスの運転はもちろん、時間通りの運航。マイクによるアナウンス。ルートの記憶。なかなかの長時間勤務。精神はすぐに悲鳴を上げ始めました。このままではお客さんに事故を起こしてしまうと判断。退職を判断しました。

 

バス運転手も、向いている人は若くしてすぐに仕事に慣れる人もいました。しかし、やはり生まれもって大型自動車の運転が苦手な人もいました。そういう人はタクシー運転手として配属されていました。人は適材適所。苦手な事は得意な人に、自分自身は得意な事に集中できる環境を作ることに集中した方が、全員が幸せになります。

 

行政書士試験。

病気の発症前後、テレビドラマ「カバチタレ!」という番組が流行りました。行政書士が社会の悪をバッサバッサと退治して、依頼人を救うドラマでした。僕も大変ハマりました。ドラマだけでなく、原作の漫画も購入し、法律の世界に憧れました。カバチタレ!は主人公が行政書士の事務所で補助者として活動しながら試験を目指す設定となっていました。よし、僕も受けてみよう!と思い立ち、また大手資格学校に20万円を振り込んで、毎日8時間勉強しました。統合失調症ではありながら、当時はまだ20代と若かったのもあり、勉強も頑張れました。一度目の受験、法令科目では、合格基準点を超えていたものの、一般教養科目で基準点を満たせず、不合格。二度目の挑戦でも、また資格学校に10万円を振り込み、猛勉強。しかし、二度目のトライも合格を果たせず、一般教養科目で足きりにあい、不合格。当時、薬をしっかり毎日飲んでいなかったのも重なり、統合失調症の急性症状が再発。実家の二階から飛び降りて3度目の措置入院。救急隊員の方々や、家族には本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

行政書士の試験は、年々難化傾向にあります。現在では、法令科目でも、民法を中心に法律を事例にあてはめて、考える応用問題も増えており、法律丸暗記だけでは回答を導き出せない作りになっているようです。また、記述式という40文字以内で回答をキーワードを入れて回答を作りなさい、といった難易度になってきています。また、政治、経済、社会の一般教養科目も、正直、時事のどこが出題されるのかがわからないケースが多く、長文読解(国語)や個人情報保護法など、毎年出題されている分野なら対応可能ですが、難易度がさらに高くなってきてはいます。しかし、行政書士は、役所に提出する書類の作成代行から、提出代理まで請け負うことが出来る為、業務範囲は幅広く、いままでの人生経験をそのまま資格にあてはめて自分の得意分野にすることが出来る為、汎用性、有用性は高い資格であるとpepeneeは考えています。統合失調症等、精神疾患でも出来る仕事内容か、と問われれば、人によると思います。法律資格を目指す第一歩として受験されることも多い資格です。

 

社会保険労務士試験。

介護支援専門員を取得して、ちょっと舞い上がっていた時期。統合失調症でも、ケアマネジャーになれたんだ!という少し誇らしい気持ち。自分は、資格試験に向いているかもしれない。なら、もっと資格を取って、可能性を広げたい!そう思って40代に差し掛かる頃挑戦した資格。社会保険労務士試験。完全に舐めてました。労働基準法など、社会保険関係や、労働関連の法律を細かいところまで記憶し、資格を取得する社会保険労務士。これ、試験を受けることなく挫折しました。恐ろしく範囲が広いのです。記憶する事は山ほどあり、三つ目の法律の勉強で習い、覚えた頃には一つ目の法律の記憶は忘れていました。範囲が広い!正確な記憶する知識が多い!これは、難関資格だ!そう思いました。統合失調症云々ではなく、これは、暗記勝負で暗記力が強い人向けの資格だと思います。

 

社会保険労務士の試験は、合格率7%前後の難関資格になりますが、暗記力が強く、細かい暗記が得意な人は受験していいと思います。合格すれば、給与計算、人事、労務など人材の様々な問題、企業が抱える課題を取り扱い、生業にすることが出来ます。また、労災保険、健康保険(医療保険)、雇用保険、年金保険の介護保険以外の社会保険をすべて勉強する事になるので、自己啓発や、社会保険のエキスパートとして、企業や個人のコンサルタントとしても活躍できます。このような、人事、労務の専門家として以外にも、障害年金に特化して障害年金申請特化型の社会保険労務士の先生も多くいるみたいです。(障害年金の申請も、結構複雑ですからね・・・)最近では、助成金の申請で生計を立てている先生もいます。

 

⑤ほかにも失敗してきたもの数知れず・・・

その他にも挑戦してきた数が多いので、失敗談はまだまだたくさんあります。きりがないのでこの辺にしておきます。ただ、現在の自分自身を振り返って思うのは、挑戦を辞めなければ、10戦中、1勝9敗で十分トータルで勝ちになると思います。行動に移して、そして、ダメそうなら、また道を考え、また挑戦する。こんな泥臭い行動力が、統合失調症等の障害を持っていても、また、一般の方の生き方も自分が納得できる人生になるのではないかな、と考えています。読者さんの勇気になると思い、恥ずかしながら、失敗したことを書いてみました。皆さん、失敗しても大丈夫!!挑戦を辞めずに人生楽しもう!!

 

このブログは、幸せになりたい人にそのヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。またね!