統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症とその世界。

こんにちは。pepeneeです。今日は、少し不思議な統合失調症の精神世界についてお話していきたいと思います。

 

精神世界は奥が深すぎて、一人一人の心のこだわりや快、不快、大切な記憶や忘れたいトラウマ等、完全に理解することはまず不可能でしょう。本人でさえ自分自身の心を形作っている精神世界(深層心理、無意識)を理解して生活している人はいないと思います。

 

僕が統合失調症になった直接のきっかけは、実は恋愛がうまくいかなかったからです。もちろん、子どものころから父親から精神的、肉体的に虐待を受けていたことも関係あるのですが、(それに加えて中学時代のいじめも)とにかく心が安らぐ場所と時間がなかったのでしょう。しかし、かろうじて母からの深い愛情を頼りに大学に進むことが出来ました。

 

その大学で、またしても先輩、後輩等の人間関係に失敗して、僕は寮生活から逃げ出します。そして、一人の女性に出会います。彼女も僕と似たような人生、似たような心の傷を負っていました。意気投合した僕らは、すぐにアパートを借りて同棲します。しかし、精神的に不安定な人間同士が恋愛すると、お互いが傷を癒し合う関係が続くといいのですが、しばらくすると彼女は僕に暴力をふるうようになってきました。実家も、学校も寮も、どこにも居場所がない、その中で彼女とのささやかなアパートだけが居場所だった。しかし、そのアパートさえ、暴力で壊される・・・僕は、大学を卒業し、ある会社に新卒就職します。そのタイミングで彼女に別れを告げました。一番の心配事は、不幸な虐待は次の子供の世代に連鎖するという本で得た知識でした。”もし、彼女が僕に暴力を振るうように、生まれてくる子供にまで、暴力を振るって虐待が連鎖したらどうしよう・・・”そんな思いが日に日に強くなりました。僕は、一人で生きていく事を選んだのです。

 

それから、少しづつ、幻聴が聞こえ始めるのです。統合失調症の初期症状です。今日はこれくらいにしておきますね。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。