統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症とその世界2。

こんにちは。pepeneeです。前回は、統合失調症の成り立ちの過去を中心に書いてきました。僕の場合を例に挙げて”失恋”や”虐待”がテーマでしたね。

 

今回はその続きなのですが、今度は統合失調症になった後、どんな幻覚や幻聴が聞こえるのか触れていきたいと思います。僕の場合を例にとって見ます。まず、謎の声が聞こえてきます。”おい、pepenee!今からこの場所へ行け!”そういう声が夜中の二時頃布団の中で聞こえてきたりするわけです。ここからがさらに不思議なのですが、どんな理不尽な幻聴でも、なぜか言うことを聞かないといけないのです。まさに神の命令なのです。

 

スピリチュアルに興味のある方も多いと思いますが、よく、最近でも社会の同町圧力ではなく、自分の心の声に従って生きるのが幸せのステップ、とよくいいませんか?しかし、こと統合失調症の場合は、心の声に従ってはいけないのです。というか、従わざるを得ないこともあります。言い換えると心の羅針盤、内なる心の声が神聖なる神や守護霊のものであるなら、その心の羅針盤や、神、守護霊そのものが混乱、一番適切に表現するなら壊れている、のです。ここがやっかいな病なんです。

 

現在の僕の主治医は四人目ですが、その先生が言うには”この統合失調症という病気は全体の1%の人が罹る。いつの時代も、どの地域も。つまり、コンピューターでいうところの1%のバグだと思います。”そうはっきり言いきってくれました。当時の僕はその言葉を聞いて、”ああ、僕はバグなんだ・・・”とショックを受けたのを覚えています。しかし、精神医学的観点からみて、この精神科医の言葉は、なかなか合理的で、的を得ています。そして、スピリチュアル的観点からも考えると、”神の1%のミス”ではないかと僕は仮説を立てています。

 

僕は子供のころから、母親の影響で神道の宗教に入り、毎日般若心経を上げるくらい宗教にのめりこんでいました。自分にとって神は全知全能であり、完全な存在・・・そう疑いませんでした。しかし、今となって考えると、”彼女と別れる”という神のプログラムにない行動を取った僕は神の言うことをきかない”バグ”だった・・・そこからは神でさえどうすることもできず、やむなく統合失調症にして、今後のことをどうするか検討する時間を稼いだ・・・

 

僕は本気でそう思っています。神様がいる、いない、精神世界を信じる、信じない、など、今日の内容はデリケートで読んだ方にとっては神様を侮辱していると感じたり、スピリチュアルな内容にもなっているので、科学的根拠がない、と思う方がいると思います。しかし、それでも統合失調症に罹った人に伝えたいメッセージは、”統合失調症に罹ったのは100%あなたの責任ではありませんよ”ということです。少し駆け足だったので、極論に聞こえたかもしれません。ですが、こういう考え方があることを知っていただけるだけで救われる方もいらっしゃるかもしれないと思い、書きました。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。