統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

"生きづらさ”と”幸福”

こんにちは。pepeneeです。今日は、精神疾患等や身体の障害、知的な障害、また、発達障害に分類される方々も含め、現代の社会で生きづらさを抱えるすべての人にテーマを広げてみたいと思います。

 

①結論。一番の”幸福”とは人間関係が良好であること。

結論からお話ししますと、人間の一番の幸福とは”良好な人間関係”にあると思います。人と人がいて、お互いが自然と与え合える人間関係に恵まれる。これが一番理想の形だと思います。しかし、人は様々な負の感情を内に秘めてしまいます。怒り、妬み、憎しみ、肥大しすぎた欲望等・・・また、精神疾患等や、身体の障害、知的な障害、発達障害、重度の難病の方等、普通と違う事を生きる定めとして重荷を抱える方も、世の中にはたくさん存在します。その重荷をどのようにして抱えながら、良好な人間関係を築いていくか・・・それは、それぞれその人の答えが様々にある様に思います。しかし、僕はあえて、一番の幸福を選ばない生き方も悪くないと考えています。

 

②一番の”幸福”と同じだけの幸福、人生のテーマと”大きな達成感”

人は何かしら、普通の人でさえ抱えるものがあります。そして、その抱えるものが大きければ大きい程他人に対してゆとりある対応が出来ないものです。”心のゆとり”がないとなかなか良好な人間関係は築けないのが真実だと思います。ですから、抱えるものが大きい人は、その抱えるものを抱えながら、あえて自分なりの人生のテーマを見つけてそれに打ち込む目標達成型の幸福を目指すのもありなのではないかと思います。例えば、僕の場合だと、幼少時からの虐待と、その後のいじめ体験からくる統合失調症の発症、その後の社会復帰までのキャリア。そういった”人生のテーマ”を正面から受け止めて、その定めを受け入れながら、なおかつ、自分の今できる事を考え、目標を決めて、その目標の為に心血注いで生きるー。長い年月をかけ、自分のテーマを一心に掘り下げていけば、そこから不思議と”希望”が湧いてくる時期を迎えます。ああ、”自分はこれをやるために生きてきたんだ”そう思える人生の”使命”ともいえるものです。その気づきが自分の内側から湧いてくるくらいになれば、生きづらさの中でも、生きるのが少し楽しくなってくると思います。マイナスの感情や、劣等感を何かの目標達成に転換して、生きる。僕の場合では、”統合失調症を克服し、付き合いながらも社会復帰し、ケアマネジャーになる”というテーマでした。そのテーマを達成した時、ものすごい”達成感”を感じる事が出来ます。この目標を立て、生きづらさを受け入れながら日々目標の為に突き進み、そして、達成する。本当に充実できる生き方になります。

 

③大きなテーマを達成した後、大きな成長があなたを待っている。

その大きな目標を達成したあなたは、その目標の過程で、生きづらさと上手に付き合う方法も会得し、自分の生きづらさと向き合い続けた結果、他者の気持ち、痛みも理解できる大きな人間に成長しているはずです。そして、目標の達成によって、大きな生きる自信もついています。

 

④使命を達成した後、”幸福”が待っている。

大きなあなただけの抱えるテーマを目標に変え、達成した後、あなたは生きづらさをほぼ克服しているはずです。心が大きく成長しているはず。そこからは、今度はあなたが良好な人間関係を自然に築ける自分になっているはず。心と体が嘘のように軽くなって笑顔の輪があなたの内側から満たされ、それが新しい出会いを生み、その出会いがあなたを笑顔にし、その出会った人を笑顔にし、素敵な”幸福”の輪が広がっていく。そんな奇跡があなたを待っています。”生きづらさ”をエンジンにして、”生きる目標”を決め、そして、”大きな達成感”を得てください。そのあとにこそ、良好な人間関係が待っています。あなたに幸福が訪れるのを祈っています。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。