統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

自動運転技術と二種免許。

こんにちは。pepeneeです。今日は、衰退していくといわれるトラック運転手、タクシー運転手、バス運転手、配送等の運送業とその仕事に就くための普通自動車二種免許、大型自動車二種免許について書いていきたいと思います。

 

①トラック運転手、大型配送業に必要な大型免許。

トラックや、大型貨物自動車を用いて、配送等の業務に就くためには、大型自動車免許が必要になってきます。その大型自動車免許を取得する第一の条件として、年齢が21歳以上で普通自動車免許での経歴が3年以上必要です。その条件を満たしたうえで、教習所での費用も、おおよそ300,000~430,000円程の決して安くない費用が必要になってきます。そして例えその費用が払えたとしても、教習所のカーブの曲がり方やバック、内輪差などの大きな車体を自分の肌感覚として動かせる身体能力が無ければ、卒業までにかなり時間がかかってしまう恐れもあります。その他、深視力という物の近い遠いを識別できる能力や、聴力などの身体的機能を一定のレベルで持っていないといけません。なかなか難易度の高い資格ですが、教習所で諦めずに何度も練習をすれば取得自体は出来るようです。

 

②タクシー運転手に必要な二種免許、バス運転手に必要な大型二種

タクシー運転手になるには、大型の免許は必要ありません。乗客を安全に目的地まで移動する安全性を重視する二種免許があればよいです。こちらも教習所通学で220,000円前後かかるようです。もちろん、年齢制限、普通自動車歴3年以上等の条件はこちらもついてきます。バス運転手になるための大型自動車二種免許は運転免許証の最上位と呼ばれ、この資格を取得するとトラックなどの大型車、タクシーなどの乗客を乗せる車、そして、バスを運転する事が出来ます。この免許があれば、二種、大型、中型、普通自動車のすべての車両を運転できるようになります。教習所の費用は300,000円前後をみていたら良いでしょう。

 

③それぞれ運転手としての習熟にそれなりの時間がかかる。

どの免許でも同じなのですが、資格、免許を取るのがゴールではなく、取ってからがスタートです。運転免許も車両を実際に運転していく事で(時には交通事故をしながら)運転技術を上げていく事になります。いろんな道、いろんなケースを繰り返し経験することで運転は上手くなっていきます。特に、二種のお客様を安全に運ぶケースのタクシーや、バスには命を預かる責任があります。また、トラックやバスは車体が大きく、カーブやバックなど、慣れる必要性がある部分があります。

 

④時代の流れは、自動運転技術。

ここまで運転免許や技術の話をしておいて、身もふたもない事をいいますが、世界的に大型自動車も自動運転が普及する段階が近づいています。来年2020年を皮切りに、2030年にはほとんどの輸送、配送業務はAIの自動運転技術に置き換えられると予想されます。大型二種を必要とするバスの運転も、この時代の流れに巻き込まれていくでしょう。実は、僕は大型自動車二種免許の資格を持っています。バス会社に一時期いたのですが、精神疾患等の関係で”出来ない”と判断し、短い期間で退職しています。やはり、こういった旅客業、運送配送業は、心身ともに健康な人が行った方が良いと思います。その僕の視点から考えると、自動運転技術が発達する事は雇用が奪われる面ではデメリットかもしれませんが、安全性、正確性の面でさらに社会が効率的で安全なものになると思います。

 

⑤免許、資格を取り、経験を積んでも時代が必要性を無くす。

このように、免許を取得するために時間と労力を多大に費やし、さらに習熟することにたくさんの時間を投下しても、時代の流れに乗っていなければ残酷なようですが、職業自体が無くなることもあるのですね。しかし、トラック運転手や、バス運転手がすぐになくなる訳ではありません。少しずつAIが普及していき、じわじわと置き換わっていくと思います。では、この失われる10~15年で運送、配送、旅客業者は何をすればよいか。それは、時代を読み、先の手を打っていく事だと思います。最近ではトラック運転手の過酷な環境を面白いエピソードにしてYouTubeに配信している運転手ユーチューバーが結構な人気を博しています。YouTubeはこれから伸びる産業ですし、動画編集の技術も身に付き、WEBのマーケティングなども身につくと思います。また、これはブロガーでユーチューバーでもあるイケダハヤトさんが動画で言っていたのですが、自動運転を導入して、完全な無人配送会社を経営するのはどうかと言っていましたが、なるほど良いアイディアだな、と思いました。とはいえ、免許や、技術、経験の価値が下落してしまう厳しい時代を僕たちは生きているのだ、と考えさせられる一つの事象だと思います。

 

⑥嫌な事をいやいやする事で生きていけるほど甘い世界ではない。

これはテストステロンさんの本で読んだ記事なのですが、”世の中、自分の好きな事で食べていけるほど甘くない”とよく考えられているが、実態は逆で、”自分の好きな事に力を注がないと生きていけない。嫌な事をいやいやすることで生きていけるほど甘い世界ではない”という内容の文章でした。もちろん、運転が好きで好きでしょうがない人は、いると思います。しかし、そのような運転好きの人はこの自動運転技術の普及の中でもおそらく生き残っていくでしょう。運転が大好きなタクシー運転手さんで、お客様を目的地までお連れする間、どのように楽しませるか、英語も話せて外国の方を乗せても楽しく英語でジョークを交わしたり、タクシーに乗車するとすぐに温かいおしぼりがでてくるー。これは実際に実在するタクシー運転手さんだそうです。そんなタクシー運転手さんは数か月先まで予約がいっぱいだそうです。つまり、お客様はこのタクシー運転手さんにまたお願いしたいと思う方が多い、という事なのです。(おそらく、自動運転よりも!)もちろん、好きな事をするには、それなりの努力もいるでしょう。しかし、”自分の好きな仕事を通して、人を喜ばせたい”と思って行う努力は、意外と苦にならないのです。これからの時代は、自分の好きな事で人を喜ばせることをしないと生き残れない時代なのかもしれません。

 

⓻時代は変わるが、それは人々を歓びに変える。

この事実に気づいた方から、今までの自分の知識、技術、経験は自分のやりたいこと、好きな事に生かすことが出来、また、その活動が、他者を喜ばせる仕事、活動に繋がっていくという好循環を生み出すようです。いつどんな時も、どうすれば、今の現状を楽しめるか、また、苦しいばかりだったら環境を変える行動を起こせるか、その行動から、楽しみながら、心地よく、お客様を喜ばせる活動にしていけるか。自分が楽しんでやっていたら、誰だってその人に頼みたくなります。そういう人にお客様は集まるのです。そのように生きる人が増えれば増えるほど、世界が幸せに、歓びに満ちた場所に変わっていくのでしょう。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。