統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

幸せを引き寄せる脳の仕組み。

こんにちは。pepeneeです。今日は、自分の脳が興味を持ったことが自然に目に入ってくる仕組みについてお話していこうと思います。

 

①現実世界とは自分の脳が見たいものを取り入れた世界。

女性の方で、出産をされた経験がある方は理解が早いと思います。出産する前と出産した後で、出産した後子供や妊婦さんを外出時たくさん見かけるという経験をした方はいらっしゃいませんか。多分、ほとんどの出産経験者はそのような経験をされていると思います。

 

②自分の脳は自分の見たいものを見る。

今まで出産を経験していなかった自分が、出産を体験して自分の子供を苦労して産み、ものすごくかわいい我が子を抱きしめた時の感動は言葉で表せません。(僕は男性なので、出産の経験は出来ませんが。)そのくらい出産というイベントは大変なのですがそれ以上に喜びをもたらしてくれるものなのです。出産を経験した女性は、その後、子供を育てるという毎日を送ります。その中で大変な育児を通して、我が子を育てる喜びを体験していきます。すると、頭の中は育児や我が子への愛情が一杯になります。結果、街を歩いていると小さな子供や子連れの夫婦、妊婦さんなどが急に眼に入ってくるようになります。

 

③男性も同じ現象が起きる。

一方男性でも、妻が出産をすると街で小さな子供や子連れの夫婦、妊婦さんなどが急に眼に入ってくるようになります。そして、ほとんどの場合、妊娠出産を機に急に子供を見かける機会が増え、そしてその機会が自分の脳に幸せをもたらしてくれるのです。

 

④脳は自分の興味のある事を見る。

この現象は、現在自分が何に興味を持っているかで脳が見る世界が全く違ってくることを意味します。お金に困っている方は、道端にお金が落ちていないか、地面ばかり見る事になるし、犬が好きな方は、自分が飼っている犬以外に、街の犬の散歩に出ているワンちゃんが目に飛び込んでくるようになります。つまり、不幸な出来事で頭が一杯になるとその不幸と同じようなものが目に飛び込んでくるし、幸福な出来事で頭が一杯になるとさらに幸福なものが目に飛び込んでくるという脳の仕組みが働くのです。出産の経験前は子供なんか興味もなかったのに、出産して子供の可愛さを知った方は、急に街で子供を見かける回数が増えるという訳なんです。

 

⑤pepeneeの最近の興味。

僕は、介護福祉の世界に飛び込んだのは35歳の時でした。その後、紆余曲折を得て障害児童の世界に飛び込みます。そこで子供たちのやわらかで温かい体温を抱きしめる喜びを知り、そこから児童の世話にのめり込むようになりました。子供たちに囲まれているだけで幸福を感じていました。もちろん、体力的にきつい時は何度もありましたが、それ以上に子供たちと触れ合う喜びの方が大きかったのです。それ以降、僕の目には子供や子連れの夫婦が街を歩くとよく見かけるようになりました。その度、喜びが沸き上がったのを覚えています。もちろん、引退した今も子供を見かけると幸せな気持ちになります。そして、最近は自然の生態系をテーマにいつも頭を動かしているので、読む本は農業関係の本も増えました。すると、今まで目に入ってこなかった田んぼや畑が目に飛び込んでくるようになりました。僕はよくあちこちの地域で散歩をするのですが、あれ?この地域は稲作が盛んで他の作物は作っていないんだな、と感じたり、ある地域では、この地域では稲作50%小麦の栽培50%くらいだな、と太陽に照らされた輝く水田や麦畑を美しいと感じる脳になりました。何に興味を持つかで見る世界がガラッと変わってしまう・・・それが脳という仕組みなのだと改めて感じる様になりました。

 

精神疾患で苦しんでいる方は、休憩後、自分の好きな事を。

脳は、ネガティブな事も、ポジティブな事も関係なく、自分の興味のある事を自然にキャッチして脳にインプットしようとします。世界は自分の興味で不幸にも幸福にもなるという事が言えるという訳です。そうと分かれば、心に疲れを感じている方は、十分に休憩を取り、ゆとりが出てきたなら、自分の脳が好きな事をその感情に従ってやってみたり、研究してみたりすることをお勧めします。そうすれば、それがきっかけでさらにその興味のある事が頭の中に飛び込んでくるようになります。しかし、心から興味のある事でなければいけません。自分の心に嘘をつかない事。自分が本当に好きな事。それを探し当てるまで、じっくり取り組んでみてください。幸せを引き寄せる脳の仕組みを活かして、幸せになってくださいね。

 

このブログは、精神疾患に罹った方、幸せに生きたい方に向けて幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。