統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

「have to」と「want to」について。

こんにちは。pepeneeです。今日は自分の「しなければならない事」=「have to」と「自分がやりたい事」=「want to」について書いていきたいと思います。

 

①「have to」という義務感。

人は何かしらやらなくてはならない事があると思います。主婦の方なら家事、学生なら学業、社会人なら仕事などこれらを「しなければならない」と思い込みながら日々生活を送っている方も少なくないと思います。しかし、この「しなければならない」という思い込みで物事にあたるのは、すごく人間の脳に良くない影響を与えてしまう事になります。

 

②「want to」という好奇心。

一方、「自分がやりたい事」を追求する事は、自分なりに目標を立て、自分の心の内側から湧き上がる歓びに従い、突き進む、というイメージです。こちらの場合、多少脳の構造が未熟な人(例えば、28歳、統合失調症発症時のpepenee等。)だとしても、主体的に自分のやりたい事をやっていく事で、脳機能も向上していきます。では、「have to」と「want to」をわける条件とはなんでしょうか?

 

③主体的に生きる。

私たちは、学校教育から社会人生活まで、教師や親、上司に言われた事を、言われた通りに実行するという生活を是として生きてきました。誰だって、他人から指示された事を言われた通りに実行するのは苦痛ですよね。しかし、これが社会で一般化されている「have to」=「しなければならない」という状態です。しかし、どんな行為でも、「自分からその活動に対して興味を持つ。また、ゲーム化する工夫をする」事によって、「want to」に変える事が出来ます。例えば、掃除を例にとってみましょう。掃除でも、トイレ掃除は、よくスピリチュアルの世界では、毎日ピカピカにするとお金が入ってくるという金運が上がるという法則があるようです。普通だったら、「トイレ掃除嫌だな~」という感情が湧いてくると思いますが、「よし、トイレ掃除をすると金運が上がるか、信じる信じないは別として、本当にお金が入るか実験してみるか!」と自ら、ワクワクしながらトイレ掃除をするのにはもう、「have to」ではなく、「want to」になっているのです。また、雑巾がけをするのは、大変な作業だと思いますが、「足腰の筋トレにもってこいのトレーニング!また、タイムを計って雑巾がけのタイムを毎日どれだけ更新していけるかゲーム化してみよう!」と考えて雑巾がけをしてみたらどうでしょう。大切なのは、目の前のやるべき事柄を、自分の中でいかに楽しんでやれるかという考え方の姿勢がとても大切だと思います。

 

④人生の幸福度や、脳機能の向上には「want to」が大切。

全く同じ事柄でも、本人の捉え方一つで、「しなければならない事」が「自分がやりたい事」に変わります。また、そのポジティブな感覚をつかんでいけば、その延長線上に自分が本当にやりたい事が見えてくるようになります。僕の人生は、統合失調症との闘いでしたが、まず、自分にできる事から始めました。それが、高齢者介護でした。ここで自分の「人にお世話をすること」は自分は嫌いじゃなく、やりがいがある事に気づきました。その後、ひょんな巡り合わせで、障害児福祉に出会います。無垢な子供たちと自由に遊ぶ素敵な仕事があるなんて、最高に幸せ!そう感じて過ごした日々を送れた事は、自分にとって大変貴重な経験でした。もちろん、体力のある30代、40代前半だから出来たことだとは思います。今は、こうして毎日勉強をしたり、ブログを発信することで今までの闘病生活や社会経験をシェアできる事に「want to」を感じて生活をすることが出来ています。

 

ただ、無理だけはしないでくださいね。自分が本当に楽しい事は、疲れを忘れて没頭できるのですが、時々疲れがその反動で大きく自分の心や体に跳ね返ってくることがあります。(それは統合失調症の僕だからかもしれませんが。)やはり、何事もほどほどが肝心です。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。