統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

ドラゴンクエスト人生論。

こんにちは。pepeneeです。今日は、少し箸休め的に昔ゲーム大好き人間だった僕が、ちょっと気になった事を書いていきます。

 

①人生で一番楽しかったドラゴンクエスト

いきなりですが、ドラゴンクエスト、ご存じですか?そう、日本のRPGの基盤を作ったファイナルファンタジーと並ぶ偉大なテレビゲームです。現在はドラゴンクエスト11まで出荷されており、僕の様な40代ミドル層から意外にもっと若い層にも受け入れられています。因みに僕は小学生の頃、ドラゴンクエスト1からのユーザーです。最近はテレビゲームをやる時間が無く、ドラクエ9までしかプレイできていませんが、僕も他のRPGユーザーさんと同じく、ドラクエ愛に溢れている事に違いはありません。ドラクエを購入した小学生時代はその面白さにハマり、寝坊助だった僕が、両親から”朝早く起きれたら、ゲームしていいよ”と許可され、学校に行く前に朝6時に起床し、二時間ドラクエをプレイして小学校に向かった思い出があります。現在の様に、スマホが存在していなかったので、気軽にRPGが出来ない環境というのもありましたね。とにもかくにもドラクエは人生を楽しいものにしてくれた本当に素晴らしいゲームでした。

 

②小学校の学友と話す会話ベスト1

僕が小学生だった時、ドラクエにハマっていたのですが、やはりクラスの友達も皆ドラクエをプレイしており、”君、どこまで進んだ?僕はレベル15まで行ったよ”とか、”ドラゴンクエスト、呪文がすごい強くなって。メラからメラミになったんだ”(メラ…主に魔法使いが使う火炎系攻撃呪文。メラミ…メラの数倍の威力を発揮する中級呪文。)など、学校の休み時間の話題はほとんどドラクエの話題でした。コミュ障気味だった内気な僕も、ドラクエの話題なら、学友とすんなり会話の輪に入ることが出来ました。本当にドラクエのおかげでとても楽しかったのを覚えています。

 

ドラクエの世界観、シナリオの秀逸さ。

ドラクエをプレイした方なら共感できると思うのですが、ドラゴンクエストは、RPGとしての優秀さもさることながら、そのストーリーの秀逸さが素晴らしいのです。ドラゴンクエスト3のゲームのラストに繋がる物語(ロトシリーズ完結ですね。)。ドラゴンクエスト4の副タイトル~導かれし者たち~をよく表している5章仕立ての個性豊かなキャラクターたちが織り成す物語。そしてそのドラクエ4では、勇者のもとに集い、ラスボスを倒すのですが、そのラスボス、デスピサロがなぜ人間を憎み、魔族の王になってしまったのか。その切ない経緯を見事に描き上げ、人間社会、そして、正義とは何か・・・と生きる意味を考えさせられる内容でもあり、幼心にもものすごく影響を受けた作品でした。また、ドラゴンクエスト5では、途中、結婚というイベントがあり、しかも花嫁を二人のうち、どちらか選択しなくてはいけなかったりします。そのドラクエ5では、主人公の父パパス、主人公、そしてその子供たちと、世代を超えてストーリーが壮大に展開していき、伝説の勇者の存在が、やっと物語の終盤で明らかになるなど、ハラハラドキドキワクワクの連続で、レベル上げの苦悩など全く苦にならず、夢と感動の詰まった作品に仕上がっています。

 

RPGの元祖、ドラゴンクエストから観る人生論。

僕の人生は、このブログを読んでくださっている方ならなかなか波乱万丈の人生を送っている事は明白だと感じてくださっていると思います。しかし、恥ずかしながら、僕はどんな人生の苦難に出会おうと、そのすべてはドラゴンクエストのストーリーの様に、次の夢と感動の為の伏線だと考えて生きてきました。家庭に虐待があろうと、学校でイジメがあろうと、統合失調症に罹患しようと、そのすべてが次の明るく楽しい未来のシナリオに出会うためのもの・・・そう、人生はRPGなのです。僕の場合は、大学入学がレベル上げ、中学、高校で体育会系運動部に所属して、体と心を鍛えたのもレベル上げです。そして、介護福祉士というジョブを経験し、レベルを上げ、その上位資格である介護支援専門員(ケアマネジャー)を取得する事は、ダーマ神殿ドラクエで出てくる転職の広場です。)で上位職であるバトルマスターパラディンなどの職業に就くことと同じだと思っています。今の自分があるのは、ドラゴンクエストを大好きになってプレイして、夢中になった様に、人生も自分が主人公である勇者でありつづける事で、きっとこの経験は糧になると、あきらめずにレベルを上げ続け、困難を克服し続けてきたからだと思っています。中二病だと笑われようと、僕はドラゴンクエストの壮大な夢と感動のエンディングに向けて、着々と前向きに前進して目の前のイベントをクリアしていっています。あきらめなければ、ふてくされなければ、必ず人生というRPGは好転することを、知っていますし、また、それを証明してきたと考えています。

 

⑤目の前のイベントを、RPGを楽しむように。

”うわ、これ絶対無理ゲー””こんなこと不可能”なんて世の中生きていれば、思う事があるのではないでしょうか。それは、僕やあなたがそのイベントを攻略できるレベルではないからかもしれません。メラを唱えることが出来ないのに、メラミや、メラゾーマなんて、唱えられませんよね。また、レベルが10なのにラスボスを倒すことも不可能です。あなたが”この夢を達成したい”と思っても、いきなりレベルが99になることは残念ながらありません。でも、思い描く夢が大きければ大きい程、その冒険の楽しさは大きくなります。(もちろん、そのためのレベル上げ《学習や筋トレ、資格など。》はたくさん必要になります。)そして、そのあなたの物語に必要な経験や、出会う人が必ず現れる事でしょう。人生は”諦めない”という事を守るだけで、そして、レベルを上げ、本当の自分の夢を見定める時間をしっかり取る事を守るだけで、人は幸せになる様にできているのです。そして、夢や目標は、何度見直し、変更してもかまわないのです。生きる事を”諦めない”。それだって素晴らしい夢です。あなたの今のレベルがいくつであれ、ワクワクすること、やっていると楽しい事、それをやる過程で困難というイベントに打ち勝つ事で必ず道は開けてきます。しかし、傷つき、疲れ果て、今は何も考えられない時期にある方は、世間の視線など気にせず、長いスパンでゆっくり休んでください。ドラクエと違って死んでしまったら、本当にゲームオーバーですから。そして、その傷つき、疲れ果てた経験さえも、成長に繋がり、レベルアップになり、その後、傷つき、疲れ果てた”誰か”の役に立てる体験に変わるはずです。すべての体験はイベントであり、あなたという主人公を輝かせる最高のストーリーです。一緒に人生というRPGを楽しんでいきましょう。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。