統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症を抱えながらの資格キャリア解説。

こんにちは。pepeneeです。今回は、少し複雑になってきた福祉の世界の資格キャリア形成の解説をしていきたいと思います。

 

まず、すべての資格の原点にあたる介護福祉士

この資格は国家資格で、介護福祉の仕事をするにあたってサービス提供責任者など、現場のリーダーになれる資格です。介護の範囲は高齢者、障碍者です。

取得までの流れは、対象となる施設や訪問介護等の事業に3年以上、かつ従事した日時が540日以上の実務経験が必要で、この日数を満たしていれば勤務時間等は8時間じゃなくても大丈夫なので、パートタイム勤務でもOKです。また、上記の条件を満たしていれば、職場をまたいで合算することも可能です。例えば、A事業所で2年、従事した日時300日、B施設で1年、従事した日時240日でも、条件を満たします。さらに、この実務経験を満たしたうえで、450時間の実務者研修の受講を受け、介護福祉士国家試験を受験し、合格することで介護福祉士になることが出来ます。

また、僕のように介護福祉士養成施設を卒業して介護福祉士になるコースもあります。二年間の介護福祉士の養成学校に通い、必要な単位を履修し、介護福祉士の国家試験に合格することで、介護福祉士になることができます。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護福祉士等の国家資格を保持し、(他には医師、薬剤師、看護師など)その業務に5年以上、かつ従事した日数が900日以上あることで介護支援専門員実務研修受講試験を受けることが出来ます。合格率は、10%~15%ほどなので、こつこつと目の前の仕事を問題意識をもってこなしていき、早めに受験対策の勉強に取り組むことをお勧めします。試験に受かると、実務研修を87時間受講し、登録をして介護支援専門員証を取得することで、介護支援専門員の業務を行うことが出来ます。

 

相談支援専門員

ケアマネジャーが、ケアをコーディネートする対象が高齢者であるのに対して、相談支援専門員は、障害児、障碍者のケアをコーディネートするお仕事です。こちらは、介護福祉士等の国家資格を保持し、その業務に5年以上、かつ従事した日数が900日以上あれば、現在お勤めの法人推薦の応募をしたり、また、個人でも県の応募をして、抽選で合格することで相談支援専門員初任者研修という研修を受ける事が出来ます。研修を受け、修了証を受け取るとなることが出来ます。

 

児童発達支援管理責任者

主に、児童発達支援(就学以前の障害児童3~6歳)施設や、放課後等デイサービス(4歳~18歳)の児童のケアをリードしたり、保護者様の悩みの相談に乗ってケアをコーディネートするお仕事です。相談支援専門員初任者研修を修了した者が、さらに児童発達支援管理責任者の研修を受けることでなることが出来ます。しかし、5年間の実務経験の中で、3年間は障碍者又は障害児に携わった経験がないとなることが出来ません。基礎資格は介護福祉士だけではなく、小学校教諭、保育士の実務経験も認められるように改正されています。

 

サービス管理責任者

障碍者の就労や、日常を過ごす場所を提供する施設や事業所で、障碍者の方々のケアのコーディネートを行うお仕事です。相談支援専門員初任者研修を修了した者が、さらにサービス管理責任者の研修を受けることでなることが出来ます。

 

主な福祉の資格を5つ挙げさせていただきました。以前に書いた通り、このように、自分の興味のある分野の資格を視野に入れて、統合失調症精神疾患等を抱えながら、ときにパートタイムで働いたり、事業所を転職する間、休憩を図りながら自分の体調と相談しながらコツコツと受験資格を満たし、無理せずキャリアを形成することが可能です。ぜひ、精神疾患というハンディキャップを克服しながらこうした福祉分野で困っている方々のサポートが出来る仕事にチャレンジしてみてください。人の痛み、苦しみが理解できる医療、福祉従事者になれます。そんなあなたは、強い信頼感を利用者様に持っていただくことが出来る事でしょう。

 

また、このルート以外にも資格の取得ルートはたくさんありますので、ぜひインターネット等で自分なりに検索して、自分に合ったキャリア形成をしていってください。

 

このブログでは精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。