統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症を抱えながら起業のメンバーになる3。

こんにちは。pepeneeです。前回で、児童発達支援、放課後等デイサービス(以下、放デイ)の法人登録、その後の施設の現場監督である児童発達支援管理責任者になるための研修申し込みをするまでを書きました。因みに、放デイを法人登録して立ち上げるためには役所に放デイ設立の許認可の申し出が必要です。この許認可の書類作成は複雑で煩雑なため、少々値が張っても専門の行政書士さんに依頼する事になります。もちろん自分で放デイの許認可の書類を作成して提出することは可能です。しかし、肝心の許認可が行政から下りるかは難しいところがあるようです。

 

さて、放デイを開設するにあたり、現場監督である児童発達支援管理責任者は必ず置かなければならない職員で、児童や保護者様のプラン(個別支援計画)作成は義務になっている訳です。もし、放デイにあたり、児童発達支援管理責任者がいない場合、国から下りるお金(報酬)が20%減算になったり、様々な厳しい要件があります。立ち上げるにあたっては、社長(管理者)1名、児童発達支援管理責任者1名、保育士等児童指導員1名以上が義務付けられている訳です。

 

都道府県の児童発達支援管理責任者になるための研修に無事受かり、研修を受ける事になりました。まずはすべての基本となる資格、相談支援専門員になる研修、相談支援専門員初任者研修を受けなくてはなりません。(詳しくは、同ブログの統合失調症を抱えながらの資格キャリア解説。をご覧ください。)全過程の中盤に、簡単な筆記試験もあり、10問、10点で8点以上が合格点でした。そして、それもぎりぎりクリアし、すべての研修を修了することで相談支援専門員の修了書をもらえます。相談支援専門員は障碍者専門のケアマネです。(詳しくはこちらも統合失調症を抱えながらの資格キャリア解説。をお読みください。)その後、児童専門の責任者、児童発達支援管理責任者の研修を行います。こちらではグループワークが中心で、架空の障害児童を課題に設定されてあり、その児童の基本情報や様々な情報を頭に入れて、グループ7~8名でディスカッション(議論)していく形式で、個別支援計画を作成していくというプロセスで進められていきます。グループは10~12グループ位はあったと思います。最終日はサービス担当者会議という、保護者様、相談支援専門員、家族、病院の医療ソーシャルワーカー等、一人一人役割を決めて、児童のケアの方針を固めるロールプレイングを行い、その結果をグループ別に発表するという流れでした。

 

無事、児童発達支援管理責任者の修了証を頂き、晴れて責任者になった僕は、統合失調症に注意しながら、放デイの営業に社長とともに乗り出していったのです。まずは、市役所、福祉課。さらに地域の社会福祉協議会。周辺の学校。特別養護学校。等々考えつく限りの場所へ営業回りに行きました。事業を一から作っている感じが実感でき、非常に毎日エキサイティングで楽しかったのを覚えています。はじめは鳴かず飛ばずで時間だけが過ぎていきましたが、放デイの近場を中心にチラシを各家庭にポスティングしていくうちに、見学者もちらほら出てきてくださいました。毎日800枚から1000枚程毎日ポスティング営業をしていました。しかし、なぜか苦になりません。自分の努力がすぐ見学者の数に直結する働き方をしていたからでしょう。初めて無料体験利用を小学一年生の女の子に行った時の喜びは今でも忘れません。その女の子が、のちに放デイ初、第一号の利用契約者になりました。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きていく為のヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。