統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

統合失調症の恋。

こんにちは。pepeneeです。今日は、統合失調症の恋について書いてみたいと思います。

 

統合失調症の患者だって人を好きになる。

もちろんですが、統合失調症精神疾患等に罹った人だって、人並みに恋はする訳です。ただ、なかなか結婚や、出産、毎日の生活の糧を得るための職を継続的に続ける為の精神安定が難しいことを先回りして考えてしまうと、好きな人が出来ても”この人を幸せに出来る力が自分には無いかも・・・”とどうしても奥手になってしまうのです。本当は自分が好きになった人と幸せになる権利があるはずなのに、大好きで大好きで大切な存在だって思えば思うほど、自分には無理かも・・・と思ってしまうんですね・・・これは、様々なハンデを抱えて生きていらっしゃる方ならではの感情かもしれませんね。

 

②病気だから、を言い訳にしたくない。

統合失調症はじめ、様々な病や障害、生きづらさが人にはそれぞれ存在している方々がいます。僕は、その病気になった者同士の恋愛を否定するつもりは全くないのです。様々な病や障害、生きづらさは、その本人同士でしか理解できない感情、思いがあるからです。そのような病や障害、生きづらさを抱えて一人孤独に打ちひしがれてしまう前に、同じ思いを共有できるパートナーが出来れば、自殺など、最悪なケースを防げるような事ももちろんあるでしょう。しかし、やはりそのような病、障害、生きづらさを抱えていても、自立できる、自分の事は自分でできる両足が地に着いた強さを身につけたいな、と思う訳です。

 

③そっとお互いの心に寄り添い合える心のオアシス。

この残酷で弱肉強食の資本主義社会で、やはりある程度は戦う覚悟が必要なのかもしれません。綺麗ごとだけではお金は稼げないし、結婚、出産もできません。だから、まずは生きる強さを身につけてから、愛する人を見つけたいー。それは、自然の摂理に反した考えすぎの自己満足でしょうか?本能に従った方が正しいーそういった意見ももちろんあることでしょう。正しい理性的な判断だけが幸せをともなう正解だとも限らないからです。でも、やはり生まれてくる子供の未来を考えると、どうしても自分の世代で、負の遺産は消滅させ、強い意志で出来るだけより良い日本社会にして、自分の子供の世代にバトンを渡したい。理想論でしょうか。そして、心にハンデを持つものとして、人の痛みを理解できる人間として、この社会を生き抜きたいー。その精神的にタフになったもの同士が恋をしても、いいのではないでしょうか。心の痛みを優しさに変える強さを持つもの同士が恋をする。そっとお互いの生きざまを褒め合えるような、寄り添い合い方もあっていい気がします。理想論でしょうか。

 

④答えは無限にある。今、自分がなすべきことをするだけ。

愛に正解は、きっとないのでしょう。一番好きな人と結ばれる幸せなカップルはどれだけの数いるのでしょう。しかし、また別の出会いが必ずやってくる。誰と、どこで、どのタイミングで恋がやってくるのか、それは神様しかわからない。でも、生きてさえいれば、必ず恋は訪れるー。その”いつか”の時に、出会えた奇跡の相手に、胸を張って”今まで悔いのない生き方をしてきたよ!”と笑顔で思いを伝える事が出来るような自分でありたいー。そう思うのです。

 

⑤病気、障害、生きづらさを授かった者だけが得られる愛がある。

苦難、辛苦を乗り越え、その過程で磨かれた魂だけがたどり着ける景色に、愛する人が待っているー。さあ、その抱えている荷物を抱えながら、少しづつ歩みを進めようー。その先に、あなただけしか味わえない愛が待っているのだからー。

 

このブログは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。