統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

変わる働き方の定義。

こんにちは。pepeneeです。今日は、売り上げ、景気拡大、会社の成長と個人の幸せは一致しない。本当の働き方改革。について書いていきたいと思います。

 

①個人の幸せから逆算して働く時間を決めるという選択。

京都にある佰食屋(ひゃくしょくや)というステーキ丼専門店があります。この度、こちらのお店のトップの方が『売り上げを、減らそう。』という書籍を発売されました。読んでびっくり!こんな男気のある人情経営者がいらっしゃるんだ!と感心しました。この本を読んで、感じたことを書いていきたいと思います。こちらの佰食屋さん、営業時間は3時間半、まさに100食だけ売り上げたらお店を閉めるそうです。もちろん、最高においしい料理とおもてなしで出来る事なんですが、このことは書籍に譲ることとします。従業員さんがいかに働きやすい環境にするかを考えて経営されていて、残業無し、有給休暇自由に取れます。男性が育児休暇を取るのも当たり前。最高にホワイトで、幸せな働き方だと思いました。

 

②売り上げを上げることより、従業員の幸せを選んだ。

この佰食屋さん、何よりすごいのは著者中村朱美さんの熱い情熱。自分が従業員だったら嫌な事は、自分のお店ではやらない。このポリシーを貫き、何が何でも、一日100食しか販売されないのです。つまり、儲かるはずの多売をあえてせず、従業員さんの負担をなるべく減らして残業完全ゼロにしているそうです。資本主義の中で、売り上げを捨て、従業員さんの幸せを選択し、そして実現している企業体があるー。すごいショックをうけました。

 

③今後は、徹底された商品力と、人を幸せにする仕組みづくりがキー。

このように、ちゃんと100食だけ売っても従業員さんのお給料もボーナスも払えるし、ベースアップもできる会社の仕組みが出来つつあるようなんです。でも、経営者として、もっと売れるのにそれを放棄し、長時間労働を強いるのをやめ、定時退社できるルールを作り上げたなんて凄いと思いました。今後、売り上げや企業成長ではなく、従業員さんが安心して短い時間働くことで幸せを感じることが出来る会社が増えてくると良いな・・・と思いました。従業員さんを大切にするー。言うは易し、行うは難し。

 

④個人の感じる幸せをそれぞれ認めていける働き方が求められている。

幸せは、個人個人で違います。感じ方も人それぞれ。その幸せの最適解は、その人しかわからないし、また、それを受け容れてくれる働き方の柔軟性も無いに等しいのが現在の労働市場。大切なのは、企業が儲かることではなく、そこで働く人が幸せを感じて生活できる事。それが、長い目で見た従業員さんの定着率向上にももちろん貢献されるでしょうね。人を仕組みで幸せにする佰食屋さんの仕組み、また、フランチャイズ化も検討されているようです。ご興味のある方は、新しい働き方に踏み出してみるのもいいかもしれません。『売り上げを、減らそう。』株式会社ライツ社 から出版されているので、ぜひご一読ください。

 

このブログは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。