統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

スキルを掛け合わせて、自由な生活を。

こんにちは。pepeneeです。今日は、自分の専門分野をまずある程度極めたら、次にその周辺か、まったく違う分野のスキルを掛け合わせて職能を育てる事でオンリーワンの人材になろう、という話を書いていきたいと思います。

 

①自由に生きるために。

まず、今いる職場がある人は、そこで自分の専門分野を磨いて、実務経験と資格取得に励むことをお勧めします。会社で勤める事は、なかなか辛い事ですが、自分の将来への投資だと割り切れば、若いうちは少々のきつい仕事も乗り越えられます。そこで、まず自分の核となる第一の職能(スキル)を大切に育てていってください。仕事はそんなに無理をせず、あくまで自分の職能を高めるために頑張っていただければ結構です。しかし、あくまでも仕事ですし、スキルが各段に上がる一番の考え方(マインドセット)としては、とにかく”お客様第一主義”に徹する事です。お客様第一主義とは、目の前にいるお客様が何を考え、何に困っていて、何をしてあげれば喜んでくれるか、それを考えて仕事をしていればおのずと仕事が出来る社員になりますし、売り上げも上がります。また、自分の職能(スキル)も短期間でぐんと伸びるはずです。なぜなら、その目の前のお客様の声に真摯に向き合うことで、お客様自身に成り代わって考える思考法、(当事者意識)を持つことが出来るからです。仕事でも、売り上げでも、個人のスキルアップでも、この当事者意識を持つ事が仕事をする上で一番大事です。

 

②当事者意識を持ち続けると、今まで見えなかったものが見えてくる。

お客様の声を真剣に聞いていると、社会の不完全さや、理不尽さ、また、自分のサービスの至らなさなど様々な課題が浮き彫りになってきます。僕の例でお話ししますと、放課後等デイサービス(以下放デイ)で責任者を務めていた時の話です。ある児童をお預かりする契約のとき、保護者様から情報を聞き出すアセスメントという聞き取りがあります。この時、やはり、社会では自分の子供に発達障害があることで、引け目を感じているお母さまが非常に多く、病院の発達外来等以外ではなかなか自分の心の内を話せないでいることが多かったです。そこで僕は、この放デイではいつでも気軽に来ていただいて、日常での不安や困りごとなど、なんでも話してもらえるように、お母さまの話や感情をすべて受け止める姿勢を崩しませんでした。すると、心を少しづつ開いてくださり、発達障害等を持つ児童を育てていく事の心細さや、大きな不安、今まで苦労した子育ての出来事をたくさん話していただけました。その中で、放デイに通うことで、もちろん保護者様の休息、そして、少しでもその児童が得意な事を見出し、発達を促していけるかを話しあう場にすることが出来るアセスメントに出来るようになりました。

 

③気が付くと、自分の職能(スキル)が上がっている。

そうして、数多くのケースに携わらせていただいていると、不思議な事に自分のコミュニケーションスキル、他者受容、児童との距離感、空気を読みながら、お母さまの本心を聞き出すスキル等々いろんなスキルが身についていきました。そこから、会社の看板では無く、pepeneeさんに”仕事をお願いしたい”という要望も増えていったのです。

 

④一つの職能(スキル)を極めたなら、さらなる職能(スキル)を求める。

僕は、現在マーケティングや、WEB制作系の学校に通い、書籍もそのようなものを中心に読んでいます。今までの福祉で培った様々なスキルに、マーケティング、WEB制作のスキルを掛け合わせることで、お客様の満足をさらに高め、また従業員の仕事の満足度を高め、そして売り上げを上げる事を念頭に腕を磨き続けています。一つのスキルにまた別のスキルを掛け合わせると、今度はさらに視野が広がり、能力は掛け算の様に広がっていくのです。そして、会社の古い体質に合わせた、言われた通りの仕事ではなく、自分の頭で考えた、お客様の満足、従業員の満足、そして売り上げのアップが実現することで、大いなる自由が手に入ります。

 

⑤焦る必要はありません。一つの職能(スキル)を身につけるのにもかなりの時間と努力が必要。

まずは、掛け算が難しい人は、ゆっくりと今の職場で自分がお客様に出来る事があるか、そして、少しでも実行できることはないか、そう考える事から始めてみると良いと思います。皆さんの仕事に自由とやりがいと高い収入が手に入る様に願っています。決して無理はしない様に。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きる方法を書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。