統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

堀江貴文 著 『捨て本』を読んで。

こんにちは。pepeneeです。今日は、堀江貴文さんの新刊、『捨て本』を読んだので、その感想を書いていきます。

 

①僕の胸に刺さった二点。

将来を見据えた発言で物議をかもすという印象がある堀江貴文さんですが、僕自身は彼の著作をかなり読ませてもらって勉強させてもらっています。今回の著作で、僕の胸に刺さった二点を主に紹介させてもらいます。まず、一つ目は、修行なんて、先輩たちの既得権益を守るだけの体のいい言い訳と断言している事。二つ目は、今、会社を辞められないのは、今までの頑張ってきた苦しみが報われなかったと自分で認められない、つまり”損切り”が出来ないから、という言葉でした。これ、日本人に多いのではありませんか?

 

②修行という先輩後輩の序列。

一つのスキルを身につけるのに何十年もかかるのは、やはり、その先輩や師匠のポジショントークであると言い切る堀江氏は、気持ちいいものがあります。その根底に、僕は資格という何年も受験をしなければ得られないものも、ケアマネの資格を取得して、これは、受かった人だけが享受できる既得権益だな、と思ったことを重ねてしまいました。やる気されあれば、もう個人でスマホやインターネットで情報や技術を学べてしまう時代。しかし、その時代の変化に気づきたくない人が多数派を占める現代日本の根底にあるのが、今まで苦労してきて、我慢してきたことが、会社を辞める事ですべて無駄になるのではないか・・・と思わせる”損切り”できない大量の社会人たち。このことはかなり今の日本の確信をついていると思いました。

 

③日本の現状がいびつな事に、見て見ぬふりする多数派。

だから、会社にしがみつくしか生きていけないと思い込んでいる人が、この”損切り”が出来ないでいる。とりあえず、会社にさえ行けば、自分の居場所がある。そう考えている人は、修行という既得権益を守り抜く側に回り、そして、その悪しき慣習を下の世代に横暴に暴力的に振りかざす。下の世代はとっくにその振る舞いが悪しき慣習だと気づいている。そんないびつな社会環境が今の日本にはびこっているのが現状です。この会社に入って〇年目!それだけが自分の頼れる部分になっている人はかなりの数いるはずです。これからの社会は、もっと人を幸福にする働き方が求められています。こんないびつな社会では、うつ病になる人も、精神疾患になる人も増えるに決まっています。

 

④自分の心に素直に。

本当に自分がやりたいことをやればいい。本当に心からそう思います。自分の心に嘘をついて時間を過ごせば、必ず、しっぺ返しが来ます。心は病みます。そうなってしまってからでは遅いのです。幸い、時代のテクノロジーの進展は加速度的に高まっています。自分のちっぽけなプライドを守る為だけに時間を費やすのはもったいない。本当に心の底からやりたいことを見つける勇気を持ちましょう。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。