統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

何かを手放すことで、何かを手に入れる。

こんにちは。pepeneeです。今日は、すべてが公平で、すべてはバランスが取れている、という事についてお話したいと思います。

 

①何かを得るには何かを失う。

今の現状を不満に感じる時、本当に今の環境が心底嫌で、変えたいを思う方がいた場合、本気な方は、もうその環境を手放し、新しい環境に身を投じていると思います。自分がもっと自由で、愛情に満ち溢れて、お金もあって・・・そんな風に想像するだけではなく、今の環境が辛すぎて、少しでも楽になりたい、また、自分がここだけは守り抜きたい、と心から思っている方は、実行という選択を自然としていると思います。それは、周囲から観れば挑戦に映る行為かもしれません。

 

②そして、挑戦した数だけその人を成長させる。

もし、その挑戦が周囲の人から見て失敗に映った場合、周囲は安どして、”そらみろ、挑戦しても失敗するのがオチだ”と笑います。しかし、挑戦した人は、その失敗した過程で様々なことを学んで目に見えない成長を手に入れています。一方、何も挑戦せず、現状維持する人々は、毎日同じことを繰り返すだけ。挑戦をした人は、失敗を糧に、また挑戦をします。そうして、挑戦を成功するまで繰り返した人が、成功者と呼ばれるのではないでしょうか。

 

③行動したか、しなかったか、差はそれだけ。

ほとんどの人々は、普通に幸せを得て、淡々と日々を暮らしていけるだけでよいと知らずにその選択をしています。しかし、今現状が地獄の人は、そこから抜け出す行動しか頭の中にありません。そして、地獄から抜け出すためにあらゆる行動を試します。不安、焦り、悲しみ、痛み、苦しみ、・・・様々な感情がどうか浄化しますようにと、日々を真剣にそして必死に生きます。そして、ある時、どんな形かわかりませんが、冬の旅路に終わりの季節がやってきます。挑戦を続けてきた人間だけがたどり着く心の平穏を手にします。しかし、失ったものも数多いのです。挑戦の過程で失った時間、若さ、友人との語らい、恋人とのデート・・・それらを犠牲にして、成功を手にする人間は、幸福かどうかは正直誰にもわかりません。

 

④人生の+、-はどの人も人生という長いスパンで考えれば、±ゼロになる。

人生を将来の楽に投資するか、現在の楽に興じるか、それは人それぞれです。ただ、苦しみや悲しみ、そういったマイナスも、必ず楽しい、嬉しい、穏やか、といったプラスの感情の時期と同じ量人生に訪れます。人生は、プラスマイナスゼロになる様になっているのです。何かを失って挑戦する人は、必ず何かを得ることが出来ます。現在のままを維持する人は、そのままでしょう。結局、自分が何をどう選び、どう行動したか、それを問われているだけで、プラスマイナスは打ち消し合ってゼロになります。

 

⑤すべてを失ったとき、すべてを手に入れる。

高橋歩さんという方がいます。若い頃、出版事業を手掛け、大成功した方です。その方の書籍で、”すべてを失ったとき、すべてを手に入れる”と書いていたのを覚えています。僕は、今までの虐待、いじめ、統合失調症を心に抱え、それでも両親への愛を捨てずに日々過酷な毎日を送ってきました。そして、虐待、いじめ、統合失調症を胸に秘め新しい自分になりたくて、毎日頑張りました。やがて、様々な資格をてにできるようになりました。その時、虐待、いじめ、統合失調症の記憶は失い、両親は仲が良くなり、僕は、生きる事に不安や焦りがなくなり、今は穏やかで、楽しい毎日を過ごさせてもらっています。まさしく、すべてを失ったとき、すべてを手に入れたのです。

 

⑥希望と挑戦。

この二つだけあれば、人生、何も怖いことなどありません。挑戦は成長を約束し、希望は明るい未来を約束してくれます。大丈夫、あなたならできます。今まで苦しかった人こそ、今度は、あなたが幸せになる番なのです。人は、幸せになるために、生まれてきたのですから。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。