統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

ラスト、必ず泣ける映画二選。

こんにちは。pepeneeです。今日は、ラストに必ず泣ける名作映画二選、というテーマで書いていきたいと思います。

 

①『君の膵臓を食べたい』

原作、住野よる氏による青春小説を2017年に映画化。主人公とヒロインの”いずれは死んでいく”という真実を背負いながら、それでも高校生活を精一杯悔いなく生きようとする健気な姿に、清々しさを感じます。しかし、ヒロインの明るい態度とは裏腹に、本当の気持ちは様々な葛藤を抱えており、悩みながら、しかし、生き続けるものに対して生きる勇気を与えてくれる作品になっています。ラスト、なぜ、『君の膵臓をたべたい』というタイトルなのか、そして、その意味を知る僕たちは、必ず涙してしまうでしょう。

 

②『湯を沸かすほどの熱い愛』

宮沢りえ主演、中野量大監督の日本映画。2016年公開。宮沢りえ演じる幸野双葉が、末期のがん宣告をされるところから物語が展開していきます。しかし、双葉が生きてきたすべては想像もつかない過酷な運命が物語が進むとともに明らかになっていきます。余命数か月の双葉は、その一つ一つの自らの運命に一つ一つ向き合っていきます。様々な伏線を回収する様に過酷な運命を自らの愛の表現に変えていき、いつだって前向きにポジティブに愛を持って立ち向かう双葉。その大きな愛は、ラストシーンで大きな大輪の花を咲かすように、僕たちの胸を打ちます。

 

③映画も本も、ラストまで観ないと本当に価値がわからない。

どの作品でもそうですが、映画、本も途中でなんとなくだれてしまい、観るのも読むのも辞めてしまう事ってありますよね。しかし、やはりこの本を読もう、この映画を観ようと決めたら、やっぱり最後まで観る、読むのが基本だと思わされる二作品です。なぜなら、長いストーリーを経て、ラスト、そのすべてのストーリーの集大成が感動として押し寄せる作品は数多い訳です。『君の膵臓を食べたい』『湯を沸かすほどの熱い愛』は特にラストの圧巻さではかなりのお勧め度です。本当に泣きました。少し過去の作品ですが、まったく色あせない作品としてその存在感がありますので、まだ観ていない方は、一度、視聴する事をお勧めします。

 

④では、最近の本は?

最近の本では、読みごたえと世界的にグローバルな視点で書かれているという点で、落合陽一 著「2030年の世界地図帳」という本がお勧めです。2030年、世界は、そして日本はどのように変化しているかをデータの裏付けから予測し、世界のデジタル化、テクノロジーの発展を具体的に表している良書です。また、SDGS(Sustainable Development Goals)~持続可能な開発目標~という概念にそって議論を展開していきます。複雑化していく様々な課題(貧困、女性、教育、働き方等)を日本を中心に考えるのではなく、世界的な規模で大きく俯瞰して考える事で解決しようとする本書は、今後の日本が立ち回るべき位置を明確にし、世界の変化と日本の現状と将来を考えるうえで必ず役に立つ一冊だと思います。

 

⑤今後も、様々なインプットをし、皆さんに有益な情報を。

僕は、映画を観たり、読書をしたりするのがとても大好きです。幸い、統合失調症も長い間の治療のおかげで寛解しており、まだまだ学習意欲があるので出来る限り良いと思った作品の紹介や、自身の役に立つ考え方をこのブログでは発信していきたいと思っています。詳しくは「2030年の世界地図帳」で読んでほしいのですが、アメリカという自由主義、リベラルという”公平性が一番大切な価値観”とする文化と、中国がリードする一党独裁の資本主義という資本主義の負の側面をさらに資本主義を推し進める事で解決しようとする文化、今までの長い時間をかけた文化をブランドにまで昇華させて伝統と文化を大切にしながら経済活動を進めるヨーロッパ。この様々な価値観の中で日本が取る立場を落合陽一氏は”デジタル発酵”と定義づけています。つまり、現在の自分を正確に知るには、周囲の世界の文化を知る事が欠かせない時代になってきている訳です。この例では、日本は世界の”フェアネス”の観点、グローバルスタンダードと、ヨーロッパの持つ伝統と文化を大切にする観点の両方に折り合いをつけ、独自の日本の立ち位置を築いていかなければいけない訳です。そうした広大な視点と考え方のヒントをこの本では気づかせてくれると思っています。そして、様々な本や良質な映画を鑑賞することで確実に自分の世界は広がり、自らの可能性を広げていってくれると思っています。僕のインプットが皆さんの生活の役に立つアウトプットになっていると嬉しい限りです。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。