統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

人間関係と幸、不幸。

こんにちは。pepeneeです。今日は人間関係は幸にも不幸にもなりえる、というテーマで書いていきたいと思います。

 

①人は一人では生きていけない。

大原則、人はどう頑張っても完全に一人では生きていけないですよね。なので、どうしてもどこかのコミュニティーに少なからず所属する必要があります。ただし、他者とどのように距離を置いて生きていくのかがテーマになると思います。あまり甘酒の様にベタベタとした人間関係を築くのではなく、近所の御掃除のときにしっかりやるべき責任を果たして、挨拶を交わす程度の礼儀を持ってより良い距離感を保って接していく事がベターだと思います。

 

②人間の種類には、テイカー、ギバー、マッチャーの三種類。

人には傾向があります。ほとんどの人は人から与えられたら、与えられた分だけ返す、マッチャーという人々です。その代わり、何かを奪われたら、取り返そうとする意識も強く働きます。ほとんどの人はこのタイプではないでしょうか。続いて、テイカー。これは他人からいかに何かを奪うかだけを考えているタイプです。自分の得になる事だけを考えている人。皆さんの環境の中にも思い当たる節があるのではないでしょうか。そして、最後にギバー。これは、他者に何かを提供しよう、与えようとする人のことです。悲しいかな、現在はこのギバーの精神を持っている人が損をする世の中になっています。しかし、会社経営者など、トップ層にはこのギブの精神を持つギバーの人が多い傾向にあるそうです。自分がどのタイプの人間か、そして、自分の周囲の人間がどのタイプの人間かを考え、その人間関係の対処法がわかってくるのではないでしょうか。因みに、精神疾患等に罹った方は、おそらくギバーの方が多いと僕の見解では感じます。

 

③自らがギバーだった場合。

自らがギバーなら、他者からいいように使われたり、親切を奪われたりされやすい傾向にあります。しかし、周囲の人間がすべてギバーだった場合、その環境は天国の様にお互いのことを思いやる素晴らしい幸福な人間関係になります。要は、周囲の人間を分析し、テイカーに奪われることから上手に逃げて、もしくはかわして、同じくギバーの人となるべく関係を結べるようにしたら良いと思います。その中間のマッチャーは、人数は多いのですが、日和見で、強い勢力に自然となびきます。ギバーの精神を持つコミュニティーを作るか、入りさえすれば、他のマッチャーの人々は、ギバーの様にふるまう事になります。そして、適切な距離感で生活すれば、楽しい幸せな人間関係が築けるでしょう。

 

④人間関係の良しあしで幸福度が変わる。

自分がギバーだと感じる方は、自分を守る術を身につけてください。ギバーはまじめで、優しいいい人が多いです。そこに人間はすぐにつけ込んできます。テイカーはギバーをかぎ分ける事が得意で、いつもギバーから奪おうと考えています。もしくは無意識でそのような行為を取ります。ここがギバーの乗り越えるべき課題です。テイカーの言葉巧みな行為をしっかり見抜き、テイカーとは一定の距離を取るか、スパッと縁を切ったほうがいいでしょう。そうしなければ、テイカーから骨の髄まで奪われてしまうでしょう。そして、自分が居心地の良い人だなと思える人と一緒に居ればいいと思います。このように人間関係の原則を頭に置いておくだけで、ずっと生きていきやすくなります。

 

⑤与える事が喜びの人が幸せになる。

ギバーの様に、与える事が喜びの人というのは必ず一定数います。しかし、自分の心に痛みを感じてまで与える必要はありません。自分の身は自分で守っていいのです。そして、ギバーをいかにだまして、奪ってやろうと考えているテイカーは悪意満載で虎視眈々と狙っています。パシリ、いじめ、詐欺、等々世界の不幸はこのギバーからテイカーがいかに不公平に奪う事から端を発しているかといえるでしょう。恐ろしい不幸です。しかし、人間の幸福は、他者に与える行為以上に最上級の幸福はありません。テイカーから身を守る力をつけ、強く逞しくなって、本来のギブの精神も大切にできた人が真の幸福に達する事が出来ます。会社経営者等、組織のトップにギバーが多いのはこのような成長過程があるからだともいえるでしょう。

 

このブログは精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。