統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

幸せに生きるためのパラダイム形成。

こんにちは。pepeneeです。ここ2回位、重い話題が続いていますね。自分の幼少期のパラダイム形成の歪みや、そこから社会、学校等の社会システムや慣習が生み出した世間の常識というパラダイムの無意識の刷り込み。確かにこれらを意識することはとても精神的に辛く、重苦しくなります。今、精神疾患に罹り、心と体がとても疲弊して、すり減っている方、疲れ切っていて、生きていくのが辛い方で、自分の疲労の蓄積に気づかないくらい頑張ってきた方。そんな方は、このブログを読むのをいったん辞めて自分の心と体の悲鳴に耳を傾けて自分の傷つき痛めつけられた心と体をぜひいたわってあげてください。

 

さて、心と体が少し安定した方、ブログを続けましょう。幼少期に植え付けられた記憶、トラウマが原因で生きづらさを抱えている方はほとんどの場合、誰かにコントロールされるために洗脳を親、兄弟から受けてきているケースがほとんどです。”こんなこともできないのか!””お前は長男だろ!だから○○をするのは当たり前だ!””ちゃんとママの言うことが聞けたね。えらいねえ。じゃあ今日は晩御飯はハンバーグにしてあげる”等々家庭内でサバイブするためにはまず親の庇護が必要になるため、親という支配下に置かれる必要がある訳です。そのすべてがいけないものではありませんが、あまりに親の干渉が悪意に満ちていたり、コントロール支配が親のエゴ的なものでありすぎたりする場合はそこで精神疾患の種が植え込まれます。そういった子供は”生きていくために親の喜ぶことをしなくては”と他者評価が自己の価値承認欲求をみたす基準になります。

 

また、社会に出ても、教師は大人しく言うことをきく支配しやすい児童や青年を好みます。会社に入って職場でも、気が利く、周囲の空気を読めることが自己の価値承認欲求を満たす基準になることが多いものです。しかし、他者に対する共感はとても大切ですが、自分をなんでも押し殺してしまうのは大変問題です。その押し殺した自分は、のちにいろんな形で不幸の芽として吹き出してしまいます。それが統合失調症等の精神疾患である事も少なくないのです。

 

なので、まずは自分の置き去りにしてきた本当の気持ち、それを大切にすることからはじめましょう。出会った精神科医、また、精神疾患等に罹ったからこそできた知り合い、コミュニティーがあれば積極的に参加して、自分の過去を清算するように何があってその時自分がどのように感じていて、本当は嫌な気持ちだった・・・等セーフティベースになってくれそうな場や人を見つけて、プライバシーを守ってくれる環境で自分の思いを吐き出すことから始めてください。その中で、自分の価値観は自分らしさを無視したものであった、ということに気づくことが第一ステップです。

 

このブログでは、精神疾患等に罹った方が幸せに生きるためのヒントを書いていきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。