統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

原因と結果の法則。

こんにちは。pepeneeです。今日は、原因と結果の法則という仏教の教えを自分なりに解釈した話を書いていこうと思います。

 

①現在、目の前に起きている事。

現在、皆さんはどのように生活し、またどのような楽しみがあり、またどのような心配事、困難があるでしょうか。僕は今セミリタイアをして、日々プログラミングの勉強をし、登録販売者等の資格勉強をしたり、読書をして楽しくのんびり生活をしている40代中盤の男性です。これまでの過酷な人生の前半生はこのブログでもたびたび言及させていただいているので、改めてここで振り返ることはしません。ただ、今日までの人生は、大変でしたが、大変な中を全力で駆け抜けた自信があるからこそ充実した人生だったと胸を張れる部分がとても大きいです。そして、今現在このように好きな事をしてゆったり人生を謳歌できるのも今までの人生を真剣に生き抜いたからかと感じています。目の前にある困難を若いうちに逃げずに受け止め、それを克服する事はとてもたやすい事ではないけれども、若いうちにしかできない生き方ともいえると思います。人生で訪れる困難や試練、それが精神疾患であるという方も、このブログの読者の方なら少なくないことでしょう。

 

②因果の法則。

仏教の教えに因果の法則、というものがあります。自分の前世、前前世から自分がまいてきた良き行いや、悪しき行いが今世の出来事に現れているという教えです。また、今世でも良き種をまいて生活すれば、いずれ自分の身に良い事柄として帰ってくる、悪しき行いをすれば、良くない出来事として自分の身に帰ってくるという考え方です。生まれてすぐに困難にぶち当たるのは、考え方としては、前世等の自分の因果が、今世で発生している。しかし、その困難を乗り越え、またその困難を乗り越える過程で善行を伴っていれば、良き因果をまいたことになり、必ず将来幸福の実を手にすることになる。このような思想です。僕は、この考え方はやっとこの年齢になって腑に落ちる事が出来ます。過去の出来事は自らの因果の結果と考えれば、他人を責める事がありません。ただ、その事柄から自分が前向きに何を学べるか、この一点に尽きるからです。また、すぐに目が出るわけではないのですが、善行や、徳を積む行動が巡り巡って自分を幸せにしてくれるという考え方は、今現在の自分の行動を改め、良き行いをしようというモチベーションにもなってくれます。

 

③因果の法則における精神疾患の位置づけ。

この因果の法則からみて、精神疾患はなるべくしてなったと考えることが出来ます。過去のカルマ(因果)を消滅させる一つの現象ともいえると思います。そして、精神疾患だからこそ得ることが出来る貴重な人生の体験をすることが出来ます。自分の心と体をいたわる事の大切さ、仕事のし過ぎで受ける自分のストレス耐性の高さ、低さ。自分を攻撃してくる人との距離の置き方等々です。そして、因果の法則を考えれば、今自分が何を成していかなければならないか、明確になることがとても大きいです。良き種をまけば、良い結果を収穫する、そう考えれば、おのずと自分が何をするべきかわかってきます。社会に役に立ち、なおかつ自分がやりたいことが出来れば、申し分ありませんよね。

 

④無理をして、自分を傷つける行為も悪しき行い。

自分を大切にしない行いも、良くない種をまいているといえるでしょう。暴飲暴食、酒を飲みすぎる、睡眠時間が少ない、等々です。自分を大切にし、次に他者に喜ばれることをする心得で事に当たってみてはいかがでしょうか。決して自分を犠牲にすればいいという訳ではありません。ここが抜け落ちている方が多いように思います。過去の自分もそうでした。そして、因果の法則が、本当に原因と結果の法則だと気づいたとき、きっと善行を積んできて良かったと心から思うことが出来ると思います。人は幸せになるために生まれてきています。今が困難で、苦しいと思っている方も、どうか希望を捨てず、今できる事を精一杯やってください。その精一杯やることが休むことかもしれません。寝ることかもしれません。どうか、そのことを精一杯やってください。そして、心と体が癒えてきたなら、少しづつ体を慣らす意味で、家事をやるのはどうでしょうか。この家事だって立派な善行です。部屋を綺麗にする、ゴミ出しを手伝う、水回りを綺麗にする。何でも構いません。心配いりません。すべて原因と結果の法則で世界が回っているのなら、精神疾患になった原因を思い出して心に怒りや苦しみを湧き起こす必要がなくなるのですから。前向きに、今できる事を少しづつやっていきましょう。きっと素敵な事があなたを待っているはずです。

 

このブログは精神疾患等に罹った方が、幸せに生きるヒントを書いています。これからもどうぞよろしくお願いします。