統合失調症のケアマネジャー

人生の大半をメンタルヘルスに費やしてきた男性の経験談

発達障害と児童虐待によるよく似た発達障害3。

こんにちは。pepeneeです。今日は、発達障害、身体障碍、知的障害等、障害を持って生まれてきた児童の幸福、という話題で書いていきたいと思います。

 

一般に、障害という言葉を聞いただけで、ネガティブでマイナスなイメージを持ってしまう方々が多いと思います。それはとても普通の感覚でしょう。健常者からしてみれば障碍者(児)の多くは自分たちより出来ない事がたくさんある為です。明らかに出来る事出来ない事に関して言えば、圧倒的に出来ないことが障碍者は多いと思います。しかし、こと生きていく上で幸せになれるかどうかは障害を負っているかどうかは関係ないのです。

 

もちろん、障害を負った児童を授かったご両親は、初めはものすごいショックを受けます。その衝撃は並大抵のことではないでしょう。”なぜ、うちの子供が障害を負ってしまったのか””うちの子は普通じゃない、それだけで将来が心配だ”障害児童の保護者様はものすごい葛藤を短時間に抱え、また、同時に障害児童の待ったなしの子育てが始まります。しかし、目の前の飛ぶような子育ての時間を体験していく中で、保護者様の心は変わっていきます。確かに、一般の健常児より子育てが手間がかかったりすることは否めない場合もあるでしょう。しかし、確かに自分がおなかを痛めて産んだ子供を、たとえ障害を抱えていても、一生懸命育てて、世話をしていく中で、充実感、幸福感を確かな手ごたえとして体感する事になります。

 

そう、障害のある我が子を、障害がある事をひっくるめていつの間にか受け入れて愛している、そうなっている自分に気づくのです。さらに、手がかかる児童であればあるほど”この子は自分たちがいないと!”と自らの存在意義を強くしてくれ、さらに深い絆を結ぶ事が多く、障害のある我が子を深く愛するケースも多く存在するのです。そんな障害のある児童がいるご家庭のもとには、障害に対して偏見の少ないママ友、ボランティアの方々など、心許せる応援団も募っていく傾向にあります。その障害児童を中心としたコミュニティーそのものが助け合いの精神で営まれることも多く、善意のコミュニティーに属する幸福も、その障害児童や保護者様をさらに幸福感に包むことになります。

 

普通の人がマイホームのローンや車のローン、我が子の高額な教育費などで頭を悩ます毎日と、ストレスのかかる夫婦関係と自分に合わない仕事で心を砕く毎日を過ごす中、確かに障害児童を持つ保護者様は、すべてを受け入れ、愛し、すべてに感謝する”大切な心”を手に入れている事が多いのです。そして、社会保障も加味すれば、経済的に裕福ではないにしろ様々な公共サービスを利用することで、時間的ゆとり、精神的ゆとりも持つことが出来る方法もたくさんあるのです。

 

さて、幸せとは一体何でしょうか?障害があっても幸せにはなれるのです。この機会に、自分にとって幸せとは何か、振り返って考える機会を設けてもいいかもしれません。

 

このブログでは精神疾患等に罹った方が幸せに生きるヒントを書いています。今後ともどうぞよろしくお願いします。